11月29日(日)、森地区コミュニティ運営協議会の役員視察研修を行いました。
★「農家レストラン・おわて」
「おわて」はその昔、農業のかたわら、造り酒屋をしていた時松作右衛門じいさんの隠居部屋として建てられた家です。安永6年ということなので…今から約240年前です。
そこで、農家民宿とレストランを営んでいるのが時松さん。歴史を感じさせる家で、お話をお聞きすることができました。家の説明から始まったお話ですが、「昔の生活文化をずっと残したい…」そんな時松さんの思いを伝えてくださいました。
田舎暮らしの中に捨ててはならないいいものがあること、家族みんなが生活に関わる暮らしができるのが百姓の生活、田舎でしかない田舎の良さ、命をいただく暮らしなどなど、時松さんのお話を聞きながら、忘れかけていた大切なものに気づかされた研修となりました。
その後は食事…おわてでは「昔ながらの食」をめざしていて、農作物や地鶏などを使った料理の数々をいただきました。ごはんもかまどで炊いたもの、いまではめずらしいおいしいおこげも食べることができました。
★「長者原ビジターセンター・タデ原湿原」
午後は長者原ビシターセンターでの研修。ビジターセンターは、くじゅうの自然や文化などを紹介しながら、隣接するラムサール条約登録湿地のタデ原湿原のフィールドワークが一体となった展示施設です。
センター長の種村さんより活動についてのお話を聞き、その後、九重の自然を守る会の赤峰さんにガイドをお願いしてタデ原湿原の自然観察を行いました。あいにく雨が降ってきて、観察の時間が短く残念でしたが、飯田の自然の素晴らしさやそれを支える地域の活動は十分に伝わってきました。
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