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久留島武彦は、明治7年、豊後森藩12代藩主久留島通靖(みちやす)の孫として現在の玖珠町森に誕生しました。本来なら14代後継者として子爵(ししゃく)家を継ぐ身でしたが、これは実現せず、彼は児童文化の世界で大輪の花を咲かせることになります。

彼を称する言葉に「口演(こうえん)童話の父」や「日本のアンデルセン」があります。巌谷小波(いわやさざなみ)とともに、わが国の近代児童文化の礎を築いたことで知られ、口演童話や児童劇の開拓者でもあります。明治末期に、児童の社会教育機関としてお(とぎ)倶楽部を創設し、この全国普及にも努めました。童話ラジオ第1号も武彦の声によるもので、彼は書く童話作家よりも、話す童話作家の道を選びました。

こどもの膝の前の友達になりたいと考え、大正期から亡くなる昭和30年代まで、盛んに全国を口演行脚しています。昭和35年没(享年86歳)。

ラジオ童話『』(NHK青森で放送)
音源/オープンリールテープに録音

制作年/昭和32(1957)年6月27日
収録時間/15分51秒

内容/日本と世界各地の花事情を紹介し、花が国家の象徴や季節感を得る植物として大切な点を解説している。『玖珠郡史談・第十四号』の久留島武彦特集に、この「花」についての紹介文あり(青森の版画家・佐藤米次郎氏寄稿)

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久留島武彦さん本人の肉声をデジタル化し配信しています

久留島武彦先生本人の肉声をインターネットという媒体を使用し口演童話という書物では表現すること難しい『声や響き、言葉の間』という口演するのに 大切なことを知ってもらうため、武彦翁本人の肉声をデジタル化し日本のどんな山間部でも聞けるようになるべく音質を劣化させず加工し音声配信しています

http://kusu.news-site.net/kurusima/kouendouwa/

音源は大分県立先哲史料館収蔵されています。

大分県立先哲史料館【http://sentetusiryokan-b.oita-ed.jp/

大分県先哲叢書刊行協力会

久留島武彦資料集及び評伝の説明【こちらへ

久留島武彦先哲叢書の購入御希望の方は、大分県立先哲史料館内の大分県先哲叢書刊行協力会までお問い合わせください。

〒870-0814
大分県大分市大字駄原 587番地の1大分県立先哲史料館内
大分県先哲叢書刊行協力会
Phone:097-546-9380 Fax:097-546-9389


参考サイト:
久留島武彦倶楽部
(久留島武彦研究史料のデータベースサイト)

徳重 昭三郎さん(玖珠の物語 十人の思い)

日本のアンデルセン 久留島武彦は、今の時代にこそ必要な人です。

久留島武彦「童話術講話」 / 千年書房・九州の100冊 / 西日本新聞:

(文=玖珠支局・城戸聡志 写真=写真部・納富 猛)

久留島武彦と奈良に関する史的考察─ 寧楽女塾といさがわ幼稚園を中心に─

著者: 渡辺, 良枝
松川, 利広

子どもおおいた第5号:玖珠の殿様 世界をかける

キッズおおいた:【http://www.pref.oita.jp/kids/index.html

[公共施設のご案内]玖珠町立 わらべの館(トップページ):