旧国鉄久大線を走る蒸気機関車(SL)の点検、格納庫として1934年に完成。鉄筋コンクリート造りで、SLの向きを変える円形の転車台を中心に扇を広げた形をしており、当時最高の技術を用いて建築された。
車庫は久大線が全線開通とともに業務を始め、広さは1734平方メートル。最盛期の23年には蒸気機関車25両の修理が行われ、250人の職員がいた。機関車は60―70キロごとに石炭や水の補給基地が必要で、久大線では豊後森が補給基地の機関区に選ばれた。戦時中は軍事輸送の拠点となったため、米軍の攻撃目標にされ、壁面には機銃掃射の弾痕が残っている。
原形のまま残る機関庫としては九州唯一、全国的にも14年に造られた京都の梅小路機関庫とここのみで、その規模から鉄道遺産としてあらためて注目されている。老朽化のため車庫の内部は立ち入り禁止。
- 動く転車台が人気 玖珠町で「機関庫まつり」 / 西日本新聞:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/204126
- “秋旅満喫”ミニSL 機関庫まつり【大分のニュース】- 大分合同新聞
大分合同新聞の動画サイト!oitatv.comに載りました!!
[玖珠新聞]「機関庫弁当」いかが? 改良重ねて将来駅弁に 地域新聞 oitatv.com
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秋好久さんは、国鉄蒸気機関車の運転手でした。今回、豊後森機関庫の当時の写真を提供してくれました。往年の機関庫や機関区運転室の写真を公開します。
写真 秋好久氏
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近代化産業遺産 豊後森機関庫 保存、活用策 官民にズレ / 西日本新聞:
旧国鉄豊後森機関庫(玖珠町帆足)の保存、活用をめぐり玖珠町と町民の意見が分かれている。町民側は26日に「豊後森機関庫活用推進協議会」を発足させ、傷みの激しい機関庫の一刻も早い改修などを議論する。